外貨準備高 foreign currency reserves 2004 1 14

 新聞によると、このような記事がありました。
「外貨準備、アジアで急増」
「アメリカ国債を購入」
「財政赤字を穴埋め」
「日本や台湾などが、輸出企業の競争力維持のために、
ドル買い介入を続けていることなどが理由」
「外貨準備の大半は、アメリカ国債で運用され、
アジアの政府資金で、アメリカ財政赤字を穴埋めする構図が鮮明」
「各国が介入をやめれば、ドル安が進みかねず、
アメリカ経済が信認を取り戻すまで、
介入を続けざるを得ない展開だ」

外貨準備高
日本 6735億ドル
中国 4030億ドル
台湾 2066億ドル
韓国 1554億ドル
香港 1184億ドル

アジアの「政府資金」で、
「ドル買い」と「アメリカ国債の購入」を行っているので、
これは、経済の問題に加えて、政治の問題でもある。
つまり、ドルとアメリカ国債には、政治リスクもある。
ところで、お金があるはずのEUと産油国の動向は、
どうなっているのでしょうか。

book 2003 7 28

BANKRUPTCY 1995
by Harry E. Figgie, Jr.

1995年合衆国破産
H・フィギー・Jr.
訳者 竹村健一
クレスト社

この本には、こうあります。

「私たちは文字どおり、借りた金と、借りた時間に頼って、
毎日を過ごしている」
1985年2月20日、ポール・A・ヴォルカー

 アメリカにおいて、
「聖域」と化した福祉予算、助成金のばらまき、
行政機構の肥大化によるコスト増加、
選挙での得票しか頭にない政治家。
これが、今のアメリカが抱える問題である。

 私は、思うことですが、
アメリカが、なぜ、こうなってしまったのか。
つまり、なぜ、生産国家から消費国家になってしまったのか。
 あくまでも、私見ですが、
アメリカの「偉大な社会づくり」という政策がありましたが、
この時から、アメリカの崩壊は、始まったと思います。
ついに、アメリカも、社会主義国を目指したのかと思ったものです。
 これで、多くのアメリカ人に、自力ではなく、
国家に頼って生きるという気持ちが生まれたのかもしれません。
 もちろん、貧困で困っている人には、福祉政策は重要ですが、
そうでない人は、自助努力と自立が重要です。



























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